韓国では、主要都市に地下鉄が走っています。とくにソウル市や近郊エリアでは、日本と同様に多数の路線が運行されています。
※首都圏電鉄または広域電鉄と表記される場合もあります
会社は複数あるのですが、運賃は基本的に同じものが適用され、きっぷも共通となっていて乗り継ぎ利用もスムーズです。
乗り継ぎ利用は路線バスとの乗り継ぎも可能です。
バス乗り継ぎ制度はコチラからご確認ください
ソウル都市圏の地下鉄路線図
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上記の路線図に記載された路線・区間は、共通運賃制度となっています。
基本運賃の区間が10kmまでと広範囲なので、市内のちょっとした移動なら、たいてい基本運賃区間内で収まります。
たとえば:明洞駅からの基本運賃区間
そのなかで代表的なものが、ソウル市や周辺の首都圏を中心に全国で使える「T-money」です。
また乗り物だけでなくコンビニや公共施設の支払いでも使えるので、小銭が溜まらず(旅行後に再両替できずに困りますよね)、これもうれしいところです。
※釜山都市圏で主に販売されるマイビカード/ハナロカードなど「One Card All Pass」対応の交通ICカードも使えます。
ただしソウル市内の地下鉄駅には、日本にはない「回転バー」式の自動改札機がありますので、通りかたに注意しましょう。
また1回用交通カードで乗車した場合は、降りてからカードを返却するのを忘れないようにしましょう(1回用交通カードは繰り返しての利用や追加チャージはできません)。
この表示機は、電車接近状況案内です。ソウル近郊の駅(KORAIL管轄駅)で見られるタイプですが、独特の表記方法なのでご注意を。
列車の接近状況案内が「どの駅にどんな状態でいるのか」という形で案内されますので、列車の行先と混同しないよう、ご注意を。
電車の車内は日本と大差ない雰囲気。ただし座席はとても硬いので(一部の車両はステンレス製)、座るときはご注意を。車内にはLCD/LEDの案内表示機があり、次の停車駅などが確認できます。
ホームに出たら、出口もしくは乗り換え通路へ向かいます。出口は黄色のサインで나가눈 곳と表示されています。乗り換えは、乗り換える路線のラインカラーと갈아타는 곳表示をたどって行けば、その路線へ誘導されます。
各都市の地下鉄
ソウル・首都圏 釜山 大邱 大田 光州ソウルの地下鉄
ソウル市及び周辺のエリアでは、ソウル市や仁川市が運営する地下鉄のほか、KORAILなどの各種事業体が運営する郊外電車など計7社9事業体で構成される都市圏鉄道全体を、一般的に「地下鉄」と呼んでいます。※首都圏電鉄または広域電鉄と表記される場合もあります
会社は複数あるのですが、運賃は基本的に同じものが適用され、きっぷも共通となっていて乗り継ぎ利用もスムーズです。
乗り継ぎ利用は路線バスとの乗り継ぎも可能です。
バス乗り継ぎ制度はコチラからご確認ください
ソウル都市圏の地下鉄路線図
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ソウル地下鉄の運賃
首都圏共通運賃(首都圏大衆交通統合運賃)上記の路線図に記載された路線・区間は、共通運賃制度となっています。
運賃 | 基本運賃 | 距離加算 | |
---|---|---|---|
運賃額 | 1,250ウォン | 100ウォン | 一部路線では異なる場合もあります |
適用距離 | 10kmまで | 5kmごと※ | ※50kmを越える区間は8kmごと |
ICカード利用時の運賃です。現金利用時は100ウォン加算となります。
運賃は、乗車駅から降車駅までの最短距離で計算されます。基本運賃の区間が10kmまでと広範囲なので、市内のちょっとした移動なら、たいてい基本運賃区間内で収まります。
たとえば:明洞駅からの基本運賃区間
基本運賃区間(10km)で、おおむね市内の要所間は移動可能です。
地下鉄の乗りかた
きっぷは全てICカード
ソウル都市圏の地下鉄は、すべてのきっぷがICカードになっています。プリペイド型のT-moneyのほか、普通きっぷにあたる「1回乗車用交通カード」があります。ぜったいに便利!T-money
韓国の公共交通の大半では、交通ICカードが使えるようになっています。そのなかで代表的なものが、ソウル市や周辺の首都圏を中心に全国で使える「T-money」です。
カードの一例(Wikipediaより)
使い方は日本の交通ICカードと同様で、チャージした金額分で電車・バスに乗れるもの。改札機にタッチするだけで乗降でき、電車-バス・バス-バスの乗継運賃制度も適用となるので、とてもオトクに使えます。また乗り物だけでなくコンビニや公共施設の支払いでも使えるので、小銭が溜まらず(旅行後に再両替できずに困りますよね)、これもうれしいところです。
※釜山都市圏で主に販売されるマイビカード/ハナロカードなど「One Card All Pass」対応の交通ICカードも使えます。
きっぷを買って乗る
ソウル都市圏の地下鉄は、きっぷはすべてICカードになっています。普通のきっぷも、ICカード。1回乗車用交通カードという名で、各駅の券売機で購入できます。地下鉄の券売機と1回用交通カード
改札機は日本とスタイルが違うものも
改札では、ICカード(プリペイド型・1回用交通カード)を改札機の読取部にタッチしてするだけ。ただしソウル市内の地下鉄駅には、日本にはない「回転バー」式の自動改札機がありますので、通りかたに注意しましょう。
また1回用交通カードで乗車した場合は、降りてからカードを返却するのを忘れないようにしましょう(1回用交通カードは繰り返しての利用や追加チャージはできません)。
電車に乗る
韓国の地下鉄の多くは、列車の通行方向が日本とは逆の「右側通行」です。日本の感覚のままでフラリと乗ったら、逆方向に行ってしまうかも…。右側通行 | 地下鉄2~9号線の各線(※4号線注意)、新盆唐線、仁川1号線・2号線、牛耳新設線、議政府・龍仁軽電鉄 |
---|---|
左側通行 | 地下鉄1号線、空港鉄道、盆唐線、京義中央線、京春線、京江線、水仁線、西海線 |
※4号線はソウル市内は右側・南部郊外エリアは左側通行です
ちなみにソウル市内の地下駅では、ホームに示されている数字は「のりば番号」ではなく「路線番号(写真は4号線)」です。ホーム両側とも同じ番号なので、数字ではなく主要経由地表示をよく確かめてから乗りましょう。この表示機は、電車接近状況案内です。ソウル近郊の駅(KORAIL管轄駅)で見られるタイプですが、独特の表記方法なのでご注意を。
列車の接近状況案内が「どの駅にどんな状態でいるのか」という形で案内されますので、列車の行先と混同しないよう、ご注意を。
電車の車内は日本と大差ない雰囲気。ただし座席はとても硬いので(一部の車両はステンレス製)、座るときはご注意を。車内にはLCD/LEDの案内表示機があり、次の停車駅などが確認できます。
電車を降りる・乗り換える
電車から降りるときは、ホームドアなどの細かな段差に注意しましょう。ホームに出たら、出口もしくは乗り換え通路へ向かいます。出口は黄色のサインで나가눈 곳と表示されています。乗り換えは、乗り換える路線のラインカラーと갈아타는 곳表示をたどって行けば、その路線へ誘導されます。
地下鉄の駅構内サインの一例。駅名標はハングル・韓国ローマ字・漢字(大陸向け簡体字)・カタカナの4言語表示が増えてきました(旧タイプはハングル・韓国ローマ字・韓国漢字)。
上部のカラーラインが乗り換え誘導サインで(写真は4号線への乗り換え誘導)、갈아타는 곳と英・中・日の4言語表示なので分かりやすくなっています。出口サインは黄色なので、エレベーターが出口へ向かうことが分かります。トイレのまでの距離が記載されているのも面白い工夫ですね。
1回用交通カードで乗車した場合は、デポジットの払い戻しをお忘れなく。
(1回用交通カードは繰り返しての利用や追加チャージはできません)
バスに乗り換える
T-moneyなどの交通ICカードで地下鉄を利用したのち、30分以内に路線バスへ乗り換えた場合は「乗継運賃」が適用となります。地下鉄とバスの運賃が地下鉄の運賃制度で通算となり、場合によってはバス運賃が無料となることも…。乗継制度についての詳細はコチラでご確認ください